ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
「チャンバラ狂時代」のブログ。時代劇のこと、その他映画・テレビドラマやら俳優のことなど。
徒然なるままに、時々思いだしたように更新しています。

陶隆のこと、時代劇ライフ2016年8月


 8月は東映チャンネル『俺は用心棒』『待っていた用心棒』の2作が同時スタート。時ならぬ結束信二ラッシュとなり、これと共にDVDを引っ張り出して新選組血風録やら観直して60年代東映テレビプロの仕事を堪能した。
『血風録』には何故だか随分と気に入ってしまっている回がある。第17話「鴨川銭取橋」がそれで、隊の兵法指南役を兼ねる五番隊組長・武田観柳斉の盛衰を描いた話である。観柳斉を演じた陶隆(陶隆司)が印象に残る。土臭い風貌で、他ではやくざの親分や小役人といった役どころが多いのだが、バイタリティー溢れる面構えがこの野心家・観柳斉という役柄にぴったりで、近藤勇の寵を失い破滅していく様は(自業自得とはいえ)観る側の哀れを誘って忘れ難い。


 時代劇専門チャンネルでは連続ものの繋ぎのような格好で1987年のオムニバス作品『傑作時代劇』(テレ朝/東映制作)の何本かが放送され、ずっと観たかった三船敏郎・主演「彦左衛門外記」も鑑賞することができた。
 併せてホームドラマチャンネルでも「夏の怪談時代劇スペシャル」というくくりで1984『夏の怪談シリーズ』(フジ/東映)全5話に加え『傑作時代劇』中の怪談もの「怪談!妲妃のお百」「大岡政談」「怪猫恋ヶ淵」を放送。これで『傑作時代劇』も結構な本数が保存できたのは幸いだった。この番組、他に笠原和夫脚本のものなんかがあるようで、是非観たいんだがなァー。
 ホームドラマチャンネルは元々助け人走るがお目当てで契約したのだが、9月は単発もの等扱った時代劇の特集企画がなさそうなので残念!


 9月からの時代劇ライフは、時専で翔べ!必殺うらごろし』『家康が最も恐れた男 真田幸村や8月から引き続き『江戸の用心棒』高橋英樹ではない、古谷一行の「用心棒日月抄」のほう)が楽しみだ。『真田幸村』は、大河開始の時期に一度やっていたが、途中で録画失敗を連発、モチベーションだだ下がりになっていた作品。今度は映画真田十勇士にぶつけての放送だろうか? 今渡こそコンプリートを目指す。何だかんだで松方弘樹の安っぽい芝居って定期的に観たくなるのだ。
 東映チャンネルの9月は影の軍団いよいよファイナルの幕末編に入る。そして時代劇ではないがキイハンターも始まるゾ。これは特捜最前線みたくセレクション放送ではなくばっちり全話やってくれるようなので、丹波哲郎フリークのアチシは既に大狂喜している。

 それにしても、ここ最近の時代劇(及び懐かしドラマ)ライフは殆ど東映一色に傾きそうな勢いだなァ……。