時代劇ライフ2016年12月
あけましておめでとうございます。
また年が変わって、書類やら何やらに2017年とか平成29年とか書いていても「どうもピンと来ないなぁ……」なんて思う時期がやってきた。
暮れの時代劇ライフは、主に偏愛脚本家の仕事を辿るような格好で、山田隆之や和久田正明、田坂啓ら諸氏の執筆回を重点的に視聴していた。
で、そんな流れとは全然別でおもむろにBOXから出してちょろちょろっと観ていたのが『破れ傘刀舟悪人狩り』。他の作品と違って破れているのはあくまでも傘であってキャラクター自体はそこまで「破れ」ていないヨロキンだが、弱い者を踏みにじる権力への怒りはピカイチの刀舟先生。
何本か観ていて、やたらと観応えを感じさせるものがちらほらとあり、これらの脚本を担当しているのは浅間虹児。『必殺仕置人』#15「夜がキバむく一つ宿」が印象深いライターである。まだ偏愛の域には入っていないものの、気になる一人だ。
この間(完全とはいかないまでも)データ採取した作品は、『お耳役秘帳』に『無宿侍』、『暴れん坊将軍』のV〜VIIにかけて、BSの『子連れ信兵衛2』やら『水戸黄門』石坂〜里見期などなど。
追々とホームページ上に反映させていかねば……と思っている。
つい資料読みが面白くて手が止まりがちな「時代劇スタッフ人別帳」も、今後の予定としては順不同で結束信二、中岡源権、松浦健郎、片岡政義、今村文人といった人々を新規に載せていきたいなァ、というのが当面の目標。
一応は“研究サイト”を名乗っている以上、多少なりとも使い物になるデータを増やしていきたい。
読んでる人がいるのか分からないけど、本年もよろしくお願いします。