新年一発目は『影武者徳川家康』
明けました。2016年。
思ったより平成も長く続いてるもんだ。
年末年始は呑んだくれてろくろく時代劇視聴もできなかった。ようやく体勢立て直しにかかり、レコーダー整理を始めたような始末。
BSジャパンで2014年のテレ東長時間時代劇『影武者徳川家康』が放送されたので、二年越しにようやく観た。
やっぱり西田敏行が好きでないのと、延々BGMが流れっぱなしになっている今どきの演出(編集?)が気になるのはあるが、案外イケる作品だった。
影武者家康=世良田二郎三郎の朋輩であり良き相談相手でもある本田正信を目黒祐樹が演じており、渋く良い味。島左近は高橋英樹で、この人は過去に同作のテレビ化で主役の二郎三郎をやっている。アチシは未見だけど。
繰り返し映像化される時代劇には、こういうキャスティングの楽しさがある。『子連れ狼』で拝一刀やってたワカトミ(若山富三郎)が柳生烈堂に廻ったり、松方弘樹が『柳生武芸帳』で霞の千四郎→柳生十兵衛→山田浮月斎とシフトしていったり。
そう考えると『柳生一族の陰謀』で将軍家光ののち柳生但馬守もやったりしている松方ダンナは、時代劇スターとして実に幸せな人だと思う。
こうした楽しみは、時代劇の絶対量が減っていけばそれだけ享受できる機会も減る運命にあるのだけど。
そろそろ松方ダンナには吉良上野介もやってもらいたい気がするけれど、これはミスキャストか? 本人はノリノリで(やりすぎなくらい)やってくれそうだが。
本年の、とまでいくとアチシ自身で見通しがつかない。今月の、に留めておこう。さしあたっての目標は、やはり三船プロ関係が主で、テレビ時代劇資料庫『荒野の素浪人』ページ設置と『大江戸捜査網』ページの増強、それから時代劇スタッフ人別帳もどかどかっと人数を増やし充実させることか。
テレビ時代劇放送年表も水面下でまとめてはいるので、今月とまではいかないまでも、追々更新していく所存。
中途半端にちまちまと作っている「チャンバラ狂時代」ですが、見ている人いたら、今年もどうぞよろしくお願いします。