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「チャンバラ狂時代」のブログ。時代劇のこと、その他映画・テレビドラマやら俳優のことなど。
徒然なるままに、時々思いだしたように更新しています。

暗闇仕留人#12


『暗闇仕留人』(1974)#12「大物にて候」
脚本:猪又憲吾
監督:松野宏軌
出演:石坂浩二藤田まこと、近藤洋介、野川由美子津坂匡章
ゲスト:永井智雄、太田博之、伊佐山ひろ子、亀石征一郎、真鍋明子、山本清

 主水(藤田まこと)の同僚・関根(亀石征一郎)の義父母が殺された。下手人は、関根がお縄にしようとしている“裁き屋”と称する顔役・小兵衛(永井智雄)の配下と明らかだった。しかし相手は奉行所役人たちをも抱き込んで江戸の街を横行する殺し屋集団。関根は妻女・たえ(真鍋明子)を人質に取られ、捜査の断念を余儀なくされる。
 たえは小兵衛の甥・長一郎(仕掛人の万吉そのままみたいだが打って変わったワル役の太田博之!)の妾に囲われたのだが、脱走を図り殺されてしまう。その現行犯で長一郎を捕えた主水は、小兵衛の一味に狙われる羽目になる……。

 ピンチに陥った主水が頼み人となるかに見えるが、単身小兵衛を斬ろうとして返り討ちに遭う関根が今際に仕留め料五両を貢(石坂浩二)へ託す。実は『仕留人』のネックは、毎度の仕留め料発生がわざとらしい展開になってしまうところにあり、これは後期仕事人シリーズにも通じてしまう点なんだよなァー。