時代劇ライフ2017年1月
この1月は時代劇専門チャンネル『啞侍 鬼一法眼』、ホームドラマチャンネル『必殺仕事屋稼業』と傑作ラッシュで嬉しい悲鳴。時専は必殺シリーズの枠を持ちながら仕事人やら後期シリーズばかりやっているので、助け人→仕事屋と初期の名作を続けてくれるホームドラマチャンネルが有難い。
加えてBS朝日でも『暗闇仕留人』を放送してくれたので、昨年録り逃したぶんを補完。全話コンプリートすることができた。
また、スカパー!アニバーサリーイヤーの特典で1ヶ月間無料視聴の恩恵に預かった衛星劇場では、三船敏郎の『国定忠治』(1960年東宝)を拝観。三室の勘助親分を東野英治郎が演じていて実に良い。
こうやって書いていて判る通り、わがテレビ視聴(というか録画)ライフは完全にBSとCSのみによって構成されている。
それもそのはず、当家のレコーダーには衛星アンテナしか繋がっておらず、地上波は入ってきていないのである。
そもそも“テレビをみる”習慣がない。
漢字にして「見る」よりも「観る」ほうが主であるから、明確に観ようという意思があって再生するものがない限り画面はつけたくない。垂れ流しにしておくことを目的として存在しているような文化としてのテレビには、あまり用がない。
だから当家のテレビは、テレビであってテレビに非ず。ビデオ用モニターとでも称するのがいい。主体はレコーダーのほうかもしれない。
アチシの「観たいもの」はほぼ時代劇だ。そして地上波には「観たいもの」が殆ど流れていない。だから、アンテナを繋ぐに及ばない。
それだけのことだった。
ところが困った。ここへきて地上波で、どうしても録画保存したいものができてしまったのである。
テレビ愛知で平日15:30〜放送の『裸の大将放浪記』。ちょっと前にBSフジでやっていたときは全くノーマークだったのだが、これ、アチシの偏愛脚本家・山田隆之がメインでシナリオを書いているではないか。80本以上あるシリーズをどれだけやってくれるか判らないが、この先どこかBS局などで流してくれるかどうか知れたものではないので、この機会を逃したくない。
てなワケで2017年1月。わが家のテレビには、ただ『裸の大将〜』のみを目当てとして地上波アンテナが接続された。これによってアチシのテレビ視聴生活に変化は起こるのであろうか……たぶん変わんねェだろうなァ。
(※『裸の大将〜』は観てびっくり、初回ライターは中村勝行、演出は主に松本明と異様に『必殺』色が強い座組みだ。他局作品ながらクレジット差し替えもなくちゃんと「KTV」表記を残したまま放送しているのもエラい!)
いつもながら録画報告ばかりのようなブログになっている。
常に容量ギリギリのHDDからDVDに移して……と自転車操業をしているため、なかなか腰を据えて観るほうに廻れないのが本末転倒だが、かなりの話数が手中に納まっている『暴れん坊将軍』や『長七郎江戸日記』など、長寿モノを中心にデータ採取は進行中……今年こそはホームページも内容を充実させていかねば。
録画の処理で手一杯のクセに、よそへ目を向けつまみ食いも多々。
YouTubeはじめ動画共有サイトにも拾い物があって、レコーダーのダビング動作中などに手を出している。
せんだってこのブログでも触れた松方ダンナの『大忠臣蔵』はDailymotionにてダイジェスト版を観ることができた! 中身はサワリだけみたいなものだが、わが主目的たるクレジットロールがきちんと入っていたのは有難い。さっそく「テレビ時代劇資料庫」に反映。
松方弘樹主演・1994年TBS版『大忠臣蔵』の詳細なスタッフ陣をまとめてあるサイトはうちだけですヨ!と謳っておく。